刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第34章 神気
そして、段々と束縛は酷くなり外出する際には、他の刀剣がいたとしても必ず燭台切さんも付いてくるようになった。遂には本丸内の他の刀剣と楽しそうにしている時でさえ怪訝な表情をされるようになった。
唯一初期刀でもあり近侍の歌仙さんだけは、何故だかわからないけど平気だという。
だから、燭台切さんの機嫌によっては他の刀剣に用事があるときは歌仙さんに伝えてもらったりしているらしい。聞くだけでも物凄く不便なのが伺える。
「私たちの事はいいんです…今頃…うちの光忠達と皆でお話してると思います…うまく話が進んでいればいいのですけど…」
「…そうね」
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その頃…話をしている燭台切達はというと…
【以後セリフ前に名前表記します(他本丸の刀剣は名前に他を付けます)ややこしくてすみません】
せっかくだから話でもしよう…と鶴丸国永は皆を自身の部屋に案内し、あまり乗り気ではない雰囲気の燭台切を横目に話を展開する。
暫く世間話に花を咲かせていたが、どうにも本題に切り出せず時間ばかりが過ぎていた。
(他)鶴「しかし、まさか光坊と伽羅坊が二振りずつ揃うなんて思わなかったぜ。こんな嬉しいことはないな!次は是非俺にも会いたいものだっ」