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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第34章 神気


そっと大倶利伽羅さんの隣に潜り込む。
布団一杯に大倶利伽羅さんのいい匂いがして、心地よくてすぐに睡魔に襲われた。


「…遅かったな」

「ッ!!」


耳元で突然聞こえた声に眠気が吹っ飛び、びっくりして顔をあげると、至近距離で大倶利伽羅さんと目が合った。


「ごめんっ起こしちゃった!?」

「起きていた」

「っ、もしかして待っててくれてた、の?」

「…」


返事はないけど、その様子から待っていたんだと分かった。てっきり寝ているかと思ったからお風呂もいつもより随分ゆっくり浸かってきてしまった…。


「着替え取りに来たとき返事なかったから、寝てると思って、ひやぁっ!?!?」


急にぎゅっとされて首筋に顔を埋められた。もしかして寂しかったとか??
大倶利伽羅さんはそのままグリグリと額を押し付けてくる。


「伽羅ちゃん…?どうしたの?」

「…」


どうしたんだろう。昼間の膝枕といい今日は随分と甘えたモードだな、と嬉しくなっていると「…したい」と言われた。


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