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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第34章 神気


「主!今度続きまた観よーぜ!」

「うん、いいよ!」

「はあー面白かったですね。もう夜も遅いし寝ますか」


皆でおやすみーと言い合って別れた後、本丸の大浴場の前を通りかかった。
久しぶりに大きいお風呂に浸かりたくなり、そっと誰も入っていないか脱衣場を覗いてみたが誰も入っていないようだ。

しめしめと思い、立て札を立てかけて急いで着替えを取りに部屋に戻ると、間接照明の中大倶利伽羅さんがベッドに横になっている。こちらに背中を向けているので顔は見えなくて。


「伽羅ちゃん」

「…」


そっと口にしたものの返事はない。今日は獅子王達と映画を観ると伝えてあったから先に寝たのかなと思い、起こさないように急ぎ下着を取り大浴場に向かった。


 ちゃぽん


広い浴場にお湯の音が響き渡る。

ああ気持ちいい。最近は自分用のユニットバスに浸かってばかりだったからこの広いお風呂がとても新鮮に感じる。

大倶利伽羅さんは寝てたし、遅くなっても大丈夫だろうと思い露天風呂もちゃっかり堪能してお部屋に戻った。

時計を見るともう0時を過ぎている。ゆっくりし過ぎちゃった、明日も早いのにっ!


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