刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第34章 神気
そしてその日の夜。
夕餉でたまたま隣に座ってきた獅子王と映画の話に花が咲き、なんなら夜に一緒に観ようということになって、たまたま非番だった御手杵とずおくんも一緒に映画を観ている。
「すっげぇ!格好良いなあー!」
「なあ主、現世の車は全部ロボットに変身出来んのか?」
「御手杵、そんな訳ないよ~そうだったらどんなに嬉しいか…」
「ですよねー!」
「なんだよ、期待して損したぜ!しかしすげぇなー!」
この会話からわかるように…ト○ンス○ォーマーを観ているのである。
「このトラックってやつだっけか?つえーなあ!!」
「格好いいですよね~」
「俺の装備がこんなだったらじっちゃんももっと鼻が高かっただろーな!」
「そんなごつい装備だったら老齢だと持てませんって」
「鯰尾の言う通りだと思うぜ」
「それもそうだなっ、だとしたら俺は俺のままで十分ってことだなっ」
「皆今のままで十分格好良いし強いと思うよ」
「さすが主さん!」
そんな会話をしながら3人は、目を輝かせて画面に食らいついて観ている。車ですら珍しい彼らは、この変身するロボットが物凄く格好良くみえるらしい。