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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第32章 山姥切国広は見た!!


返答に困っていると


「ちょうど僕もおやつを持って行ってあげるところなんだ。主ちゃんの好きなスイートポテト!あんな事があったからね、今日は主ちゃんの好きなおやつを作っておいて正解だったよ。これで元気になるといいんだけど…

まあ、伽羅ちゃんが付いてるから心配はしてないんだけどね!山姥切くん、よかったら僕が文も渡して来ようか?」


そう言い、俺が持っている文を取ろうとした。

今行かれたらまずい!!

俺は咄嗟に燭台切の差し伸べられた手を振り払った。


「文は後で持っていく!!!!さっき様子を見に行ったんだが、二人はとても忙しそうにしていた!!だからっ燭台切もおやつは後にしたほうがいい!!」


珍しくも声を張り上げてしまった俺に燭台切は硬直してしまっている。嘘ではない。二人は別の意味で忙しそうだったんだ。


「……あ、ああ、そうなんだっ!なら、後にしようか」

「ああっ!!!それがいい!!おやつなら俺が後で文と一緒に届ける」

「そ、そう?じゃあお願いしようかな…」


燭台切は驚きながらもおやつが乗っている盆を俺に手渡してきた。

庇ったのは大倶利伽羅のためじゃない。主のためだ…


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