刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第31章 近侍 大倶利伽羅
「おい、落ち着けっ」
最早大倶利伽羅さんの声も耳に入らずパニックだ。
私はこの世で一番虫が、ゴキブリが嫌いだ!
ゴキブリは自分の家では幸い見たことがなかったけど、おばあちゃん家で初めてお目にかかった時は死ぬかと思った程だ。
羽を広げて飛ばれた日には…しかも飛んでくるのは必ずこっちの方向!
あああ、考えたくないっ!!
足をバタバタしていたら、頭にポトリと何かが落ちた感触がした。え、、まさか、本当に一匹だけじゃなかった?他のが飛んできたとか!?いやぁぁぁ!やめてぇぇ!
「な、な、なんか落ちてきた!落ち、頭っ!あ゙あ゙」
「おっとこいつぁ驚きだな!」
「や、やだ!と、とってとって!!いやああ゙あ゙」
頭にモゾモゾと何かが這っているような感覚があり、全身に鳥肌が立つ。
悲鳴を上げて、思わず一番近くにいた鶴丸に抱き付き叫んだ。
「やあああ゙あ゙!!お願いとってぇぇぇ!!頭になんか、いる!やだやだぁ!!」
「おいおい、そんな強く抱き付かれたら何も出来ないぜ?」