刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第31章 近侍 大倶利伽羅
静かな部屋にカメラのシャッター音が響き渡り、大倶利伽羅さんが起きてしまう、と焦って彼を見るも、幸いまだ目を瞑ったまんまだ。
改めて確認すると、わあっ良く撮れてる!
画面には三つ編みをして寝ている大倶利伽羅さんの可愛い寝顔が…ああ、堪らない!これは待受にしよう。うん、決まり!最高!
なんてニタニタ画面を眺めていたら、手に持っていた端末がパッと目の前から消えた。思わず端末を握っていた手を見つめる。
「!?」
「…」
「げげ……あ、あはは~」
大倶利伽羅さんがいつの間にか起きていて、画面を見て苦虫を噛み潰したような顔をしている…
「えーっと…返して?ね?」
「…消せ」
「や、やだやだ!せっかく可愛く撮れたのに!伽羅ちゃんと会えない時にこれ眺めて充電するんだもん!元気が出て仕事も捗る!そして本丸も元気になる!ね?いいこと尽くし!だから絶対ダメっお願い!」
「充電…」
「そんな呆れた顔しなくても…」
「はあ…誰にも見せるなよ」
「え!!いいの!?」
「やはり消すか…」
「やだっ!」