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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第31章 近侍 大倶利伽羅


会話からして大倶利伽羅さんを飲みに誘いに来たのだと分かった。光忠が懸命に鶴丸を止めている。

光忠の制止も空しく、鶴丸がそのまま此方へ来そうなので、直ぐ様彼から離れると大倶利伽羅さんも立ち上がった。


「主!伽羅坊はいるか?」

「もうっ鶴さん!!」


大倶利伽羅さんが部屋の扉を開けると、「お、やはりここだったか、伽羅坊飲むぞ!」と大倶利伽羅さんの肩に腕を回し「主、伽羅坊を借りてくぞ」と連れていった。


「ごめんね、主ちゃん…久しぶりの二人の時間だったよね」


光忠が眉尻を下げ申し訳なさそうにしている。私に気を使ってくれていたみたいだ。


「大丈夫だよ!今週は大倶利伽羅さんが近侍だし、ずっと一緒にいられるし…ね?」

「良かったら主ちゃんも一緒に飲むかい?」

「ううん、私の事は気にしないでいいから楽しんできてっ」

「そお?…でもなるべく早く帰すようにするから許してね」

「ありがと」


皆が去ってしまった後、急に静かになった部屋と、さっきまで背中にあった温もりがなくなった事で孤独感に襲われた。

全然気にしてない素振りをしたけど、やっぱり寂しい。


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