刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第31章 近侍 大倶利伽羅
私は大倶利伽羅さんの正面に回り、彼の手を取った。温かくて大きい大好きな手。大倶利伽羅さんは少しキョトンとしている。
「手のマッサージ、気持ちいいんだよ?」
両手で彼の手を包み込み、揉みほぐすように掌を指圧していく。
「気持ちいい?」と聞くと、「あぁ」と返ってきて嬉しくなり手が終わってからそのまま腕のマッサージも開始した。龍が巻き付いているこの腕も格好良くて大好き。
手首から二の腕に向かって、ぐっと撫でるようにしながら押し込んでいく。左腕が終わり、右腕も丁寧にマッサージした。
「はい、終わり!」
「気持ち良かった…」
「ほんと?嬉しい!」
大倶利伽羅さんの胡座をかいた足の隙間に、腰を下ろしてお邪魔する。最近はここが私の定位置になりつつあった。
昼間は執務室だったし、びっくりしちゃったけど。
いつものように腕がお腹に回されて、後ろから包み込まれる。彼の手が髪に触れ、髪がサイドに寄せられた。
ちゅ
首筋にキスを落とされた後、頬に大きな手が添えられぐっと横を向かされ、唇が重なる。