刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第29章 エイプリルフール?
鶴丸に騙されたのは悔しいけど、こうして大倶利伽羅さんとの時間を過ごせたことは感謝、かな?
「お部屋戻って、着替えて来るね」
「…あぁ」
「あっ、血が付いちゃったシーツ洗う!!」
「俺がやっておく」
「だめ、だめ!私が汚したから私がっ」
布団のシーツを外していたら、間の悪い事に光忠と貞ちゃんが部屋に戻ってきた。
光忠達は、血の付いたシーツを外している私達を見て、何故だかわからないけどとても嬉しそうな顔をした。
「君達…やっと結ばれたのかい?」
「え?ほんとか?伽羅、ついにか?」
「え?なに?結ばれたって…」
「はあ…」
大倶利伽羅さんはげんなりして溜め息を吐いている。
「だって主ちゃん、伽羅ちゃんのシーツに血が…今日の夜はお赤飯だね。ああ、やっとこの日を迎えられた。僕は本当に嬉しいよ」
「は?え?もしかして光忠…」
光忠は顔を赤らめているし、貞ちゃんは満面の笑みを浮かべている!
違うー!何を勘違いして!!まだ私達何もしてない!いや、少しはしたけど…、きゃ…
なんだか恥ずかしくなっちゃって、一気に顔に熱が集中してしまった。