刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第29章 エイプリルフール?
首筋から鎖骨に唇を寄せながら、開いた襟元からすっと手を滑り込ませて、下着越しに優しくやわやわと胸を揉まれた。
そしてその手が体の線を辿り、撫でるようにおりていく。
その手つきが厭らしくて、撫でられているだけなのに、息が勝手に上がってしまう。
「…は…ぁ」
ふと視線が絡み、そうするのが当たり前のように再度唇を重ね、下におりていった彼の手が内腿を掠った。
そのままするっと撫でられ、体がビクンと反応する。
「ひぅっ…」
少しくすぐったいのと恥ずかしさから変な声をあげてしまい、それと同時に思わず両腿を擦り合わせるように閉じてしまった。
それにより、大倶利伽羅さんの手を両腿で挟む形になってしまい焦る。
「…ッ!」
「あ…ぁの…」
「……誘っているのか」
「ちがっ、」
問いかけてくる大倶利伽羅さんの吐息混じりの声がとても熱っぽくて。大倶利伽羅さんも少なからず興奮しているんだ、と思えた。
このまま…流されてしまいそう
それでもいい…
「……何を考えている」