刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第7章 体調不良
そもそも生理日なんて薬研くんにも言ったことないのに何故把握されてるの?
血の匂いとかで?さ、さすが神様!!何でもお見通し!素晴らしいっ!なんて、感心している場合じゃなくて!
「な、なぜ生理日まで把握しておられるのでしょうか?」
「…チッ」
あああ、久々の舌打ち頂きました!
「それで?なんで血の匂いがするんだ?」
「…」
「答えろ!」
ひぃっ!!見たことない程の怖い顔で睨まれて心臓が縮こまった。もう誤魔化せないし観念するしかない…恥ずかしいけど言うしかない。
「あの…下から血が出てまして…」
こんなことを男性に言うなんて、恥ずかしくてもじもじ答える私をよそに、彼は更に容赦なく問い詰める。
「下、とは?」
「っ!えっと…その…子宮?…だと思います…」
「…」
暫く沈黙が続き、なんとも居たたまれなくなっていると大倶利伽羅さんが口を開いた。
「いつからだ…」
「…日曜の午前中から…ですかね…?」
「なっ!日曜から我慢してたのか! …くそッ!」
今度はくそと言われました。もの凄く叱られている気分になってしまい俯きながら消え入りそうな声で「ごめんなさい…」と謝ると「別に怒っている訳じゃない」と言われた。