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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第26章 瘴気


そのままグイっと引き寄せられて乱暴に口付けをされた。口付けというより、喰らいつかれた、という感じだった。


「んむっ……ッ!」


固く閉じていた唇を舌で強引にこじ開けられ絡められて、手入れ部屋に耳を塞ぎたくなるような厭らしい水音が響き渡る。


「んんっ…っ!」


まだ傷の手当ても終わってないし、何よりも五虎ちゃんがそこで寝てるし、長谷部も鶴丸も廊下にいる。

慌てて離れようとしたら、ガシッと抑え込まれ、かろうじて離れられたとしても噛みつかれるように荒々しく塞がれる。


「っま……ぁ、」


今までこんなに強引に、しかも他の誰かがいるとこでこんなことされたこと一度もなかった。

ぢゅう、と音を立てながら大倶利伽羅さんに舌先を強く吸われ、離れてもまた執拗に舌を絡められる。

大倶利伽羅さんの舌が奥へ奥へと入り込んでくる。

執拗に咥内を犯されて、声を出そうにも全て大倶利伽羅さんに絡めとられて、淫らな水音と荒い呼吸が室内を満たしていた。


「や、まっ、んふぅっ…」

「はあ…は、」


待ってって言いたいのに、離してもすぐ口を塞がれて言葉にならない。


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