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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第26章 瘴気


こんな爽やかな朝餉の時間にあの会話を再現できるはずがないっ!
時間なんて関係なく恥ずかしすぎるんだけども。


「そ、その事ならもう気にしなくていいよ?それに…そのお陰で?いいことも…あったし…?」

「いいこと?」

「主、鶴丸になにか無礼な事でもされたのですか?それに、良い事とは一体…?」


わあっ!私何言っちゃってるんだろ。長谷部と鶴丸が目を丸くしている!!

そして丁度大倶利伽羅さんが広間に朝餉を食べに来たのが見えて、昨晩の出来事を思い出し思わず赤面してしまった私…


「な、なんでもないのっ!今のは忘れて下さい!」


慌てて言い直したけど長谷部は相変わらず目を丸くしていて、鶴丸は「いいことか…」と呟きながら、何かを察したのか大倶利伽羅さんと私を交互に見ながらニヤニヤしている。


「ご、ご馳走さまでした!!長谷部、先戻ってるね」

「あ、あるじっ」


鶴丸の視線に耐えられず、恥ずかしすぎて長谷部を置いて食器を片付け、急いで広間を出た。

今日は特別任務の最終日!しっかりしなきゃっ!と気を引きしめる。
その後暫くして長谷部が戻ってきた後、遠征部隊を見送った。


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