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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第25章 真夜中の出来事


最中の場面を丁度目の当たりにしてしまい、あまりにも衝撃的な内容に足がすくんで顔から火が出そうになった。

けれど一抹の不安が頭をよぎった。そう、不安とは…

その場に大倶利伽羅さんもいるのか?ということだ…私にとっては一大事な案件なのだ。

観ているのを見つけてしまったらどうしよう…という不安はあったものの、どうしても気になってしまって仕方がないので、皆には申し訳ないけどまた覗くことにした…

こそっと、座っている刀剣を確認する。

長谷部がいるのが見えた。近侍部屋にいなかったと思ったらやっぱりここにいたのね…障子が開け放たれたままだったのは、誰かに無理矢理連れ出されたんだろうか…

そして、あの布は…
えー!うそぉ!国広くんまで!?

ほとんどの刀剣がいるではないか。流石に短刀ちゃん達がいない事に胸を撫で下ろした。

私が覗いている事は、皆様画面に夢中なようで気付いていない。一通りざっと見渡したけど、大倶利伽羅さんの姿は幸いにもなかった。

ああ~、大倶利伽羅さんは観ていないようだ!!よかったよおおお!、なんてホッとしながら部屋に戻ろうとしたら


「き、君も…参加メンバーなのかい?」


声がした。その場の空気が一瞬で凍りつく。


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