• テキストサイズ

刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第24章 万屋デート


それからお店の壁に貼られている美味しそうなメニューを見て、今度はあれが食べたいね~なんて話したりしていると、大倶利伽羅さんがカツサンドを食べ終わっていて、いつの間にか分けたパンケーキに手を付けていた。

大倶利伽羅さんとパンケーキ…
格好良い人は、何を組み合わせても格好良いんだな…これが眼福というやつか…

そんなバカな事を考えながら大倶利伽羅さんの端正な顔立ちを眺めていたら、思わず彼の形のいい薄い唇に目がいってしまい…
ちゅうした時の感触とか色々思い出してしまい、途端に恥ずかしくなった。

急いで残りのパンケーキを口に入れていたら、食べ終わったらしい大倶利伽羅さんからの視線がこちらに注がれていることに気がついた。

その甘い視線に耐えられる心臓を持ち合わせているわけもなく、誤魔化すように食べる手が更に早くなる。


「…そんなに急がなくていい、ゆっくり食べろ」


先に食べ終わった大倶利伽羅さんを待たせてはいけない、とそういう理由で急いでいると思われたのか、いつになく優しい声で言われた。

そんな大倶利伽羅さんに、直ぐさま心臓がキュンと反応してしまう私は本当に重症だと思う。


/ 1260ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp