• テキストサイズ

刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第21章 祝杯とイタズラ


突然どうしたんだろう…私から抱きついた事に抵抗があったんだろうか、でも顔赤くしてるし照れてるだけなのかな?と色々考えていたら


「少しは自覚しろ…」

「え…?」


何の事かわからなくて頭にはてなマークを浮かべている私に、大倶利伽羅さんは困ったように口を開いた。


「その服…だ…」

「服…?……あ、」


そう言われてやっと気付いてしまった。

普段の服より薄い生地のこの服(服といえるのかも謎)で、大倶利伽羅さんに強く抱きついたときにより鮮明に感じた、彼の筋肉質な逞しい身体…

それに、上着を脱いでいる大倶利伽羅さんも薄いTシャツだ。お互いの体温と身体の感触がはっきりわかる。

私がそう感じたということは、ぎゅうっと抱きつかれていた彼もまた同じではないのか。
私ったらなんて大胆な事をしてしまったんだろう…今更気付いても遅い!!恥ずかしい!!


「ご、ごめんなさいぃぃ!」

「はあ……それよりあんた、冷えてる。これ以上は風邪を引く…戻るぞ」

「…」


もうちょっと一緒にいたいけど、最早恥ずかしさと緊張でどうにかなりそう。それにこの格好をなんとかしないと…


/ 1260ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp