刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第21章 祝杯とイタズラ
手入れをしてる最中もなんだか御手杵の様子がおかしい気がする…
私何かしたかな?御手杵はさっきから私をジーッと見てる。
「御手杵…どうかした?何かあったの?」
「え?いや、何でもねえよ」
気になって聞いてみたけどなんでもねえって言われる。それに私が御手杵を見ると慌てて目を逸らされる始末。私に何か不満でもあるのかなぁ…
変だな~っと思いながらも、手入れは終わり、あっという間に時間は過ぎて、今は長谷部が完全に寝たと思われる時間である。
といっても長谷部は規則正しく早寝早起きなので、まだ時間は22時…
鶴丸と落ち合うためそーっと待ち合わせの空き部屋に行った。
「お、来たな。長谷部はぐっすりだったぞ」
「ぶっ!!なっな、なな何その格好!!」
思わず吹き出してしまった。
鶴丸は何故か全身黒タイツっぽい格好をしている!(鶴丸推しの方申し訳ありません)生地の厚みがあってだぼっとしてるからまだましだけど。
でもそんな姿でも格好いいのは流石だよ…
「いつもの格好だったらすぐ俺だとバレるだろ?どうせなら本格的にやろうじゃないか!」
「だからって…何故その格好を選んだ!?一体どっからそんな服見つけてきたの?」
すると鶴丸は私に袋を渡してきた。え…凄く嫌な予感がするのは気のせい?
「きみにも着てもらうぞっ」
「はあああ?それ聞いてない!やだ絶対やだ!」
「折角買ってきたんだ!着ないと勿体無いだろっ」