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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第21章 祝杯とイタズラ


結局明日の夜の長谷部が寝静まった頃に、と約束をした。沢山買い物して本丸に帰り、鶴丸と別れた後に廊下で次郎ちゃんに会った。


「買い物でもしてきたのかい?」

「うん!鶴丸が万屋行きたいって言うから、私もバレンタインの材料買ってきちゃった」

「もうそんな時期か、早いもんだねぇ!アンタの想ってるやつには特別な物を渡さないのかい?」


次郎ちゃんには相談に乗ってもらって凄く救われたから、次郎ちゃんだけには私から大倶利伽羅さんとのこと、伝えようと思った。


「次郎ちゃん…あのね」


次郎ちゃんにこっそり、相手に想いが通じた事を伝えたらびっくりしていて、まさかアンタの想い刀が一匹竜王だったとはねぇって…

でも喜んでくれて、夜次郎ちゃんの部屋にお呼ばれすることになった。

夕餉の後、お風呂に入って次郎ちゃんの部屋に行く途中「主、おめでとう!」…突然の声に驚いて振り返ると、貞ちゃんがいた。


「へっへー、聞いたぜ~」


貞ちゃんはニマニマしながら肘で私の脇腹をつついてくる。何の事かすぐわかってしまって、回りに他の刀剣が居ないかついキョロキョロしてしまった。


「めでたいから今夜は俺達で派手に酒盛するんだけど、主も一緒に飲まねーか?主が来たら伽羅も喜ぶぜ?」

「ありがとう。貞ちゃん達と飲みたいとこなんだけど…私も次郎ちゃんに誘われて、今夜は次郎ちゃんと飲む事になってるんだ」


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