刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第20章 通じ合う心
鶴丸は教えてくれなかったからまだまだ謎だらけなんだけど、その内わかるって言われたので特にそれ以上は追求しなかった。
それにしてもくっついて寝た事まで知られていてとても恥ずかしい…
羞恥で俯いていると鶴丸が、まだ伊達の刀以外は知らないから安心すればいいと言ってくれた。
皆にそういう目で見られるのは恥ずかしくて堪らないので、正直とても有り難い…
「部屋が違っててビックリして、こんのすけの仕業だとばかり思ってたの。まさか鶴丸だったとは思いもしなかった」
「やはりきみも伽羅坊を好いていたんだな」
「鶴丸は気付いてたって事なんだよね」
「驚いただろ?」
「隠してたつもりだったから驚いた」
「伽羅坊と一緒にいる時のきみを見てたらなんとなくな、確信はなかったが。伽羅坊に比べたらきみはわかりにくかったからなあ。まあこれは俺と光坊しか気付いていないがな」
「ばれたら終わりだと思って必死に隠してたもん。本当光忠と鶴丸には敵わないね。でも、大倶利伽羅さんに比べてわかりにくいって、大倶利伽羅さんは分かりやすかったの?」
「伽羅坊はああみえて素直だからな、丸分かりだったぞ。俺達からしたらじれったいったらなかったぜ!」