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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第20章 通じ合う心


「光坊に急かされて打ったからなあ…」


鶴丸は頭を掻きながら苦笑しているけど、政府には伽羅坊でも通じるんだな、と感心もしている。


「光忠も共犯だったなんて全然わからなかった」

「まあな、企てたのは俺だからな」

「うん、でも…」

「知ってるぞ。伽羅坊と恋仲になったんだろ?」


恋仲、大倶利伽羅さんと、大倶利伽羅さんと恋仲…はっきりいって今でも信じられない。
その言葉だけでとても胸が熱くなる。


「神気ってやつでわかるの?こんのすけが私から大倶利伽羅さんの神気の匂いがするって言われたの」


私の言葉に鶴丸はちょっと驚いているみたいだ。


「まあそれも少なからずあるが、伽羅坊を問い詰めたからな」


聞くと、一晩くっついてた上にずっと行動を共にしていたから大倶利伽羅さんの神気が私に染み付いたけど、暫くしたら消えるらしい。

今も帰ってきた時よりは大分薄まっているとの事。それに次郎ちゃんが言ってた包まれてるというのとはまた違うらしくて。


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