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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第20章 通じ合う心


私は全然わからなかったんだけど…。まさか想われてたなんて思いもよらなかったし。
さすが部屋も共にしている旧知の仲だけあるなあ。


「幸せになれよ」

「お父さんみたいな言い方だね…」

「はははっ!せめて兄にして貰いたいものだな。まあ何かあったら遠慮なく俺に言え」

「有り難う、今度お礼する!」

「本当か!なら万屋に付き合ってくれ!」

「そんな事でいいの?」

「あぁ、ドライブとやらはまたの機会に頼むぜ」


万屋なら今からでも行けるということで早速行くことになった。それに再来週バレンタインデーだから、その材料も一緒に買えるし私にとっては都合がいい。鶴丸はきっと誰かを驚かせる何かを買うんだろうな。


「鶴丸、御手杵知らない?」

「見てないな、そういえば今週は御手杵が近侍だったか」


まだ姿を見ていない御手杵を探しだして、鶴丸と万屋に行くことを伝えた。御手杵は俺も行くって言ってきたけど、何故か鶴丸が頑なに嫌がって結局二人だけで行くことになった。

御手杵はとても不満そうにしていたから、何か買いたいものでもあったのかと思ったけどそうではないらしい。他に何か用事でもあったのだろうか。


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