刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第20章 通じ合う心
こんのすけが去った後、留守にしていた分のメールを確認していた。
受信メールに、演練で出会った彼女からメールが届いていた。中を開くと、『定例会お疲れ様でした!その後、一晩大倶利伽羅と過ごして進展はあったかな?気になって仕方なくって、いてもたってもいられずメールしちゃいました!』と、想像していた通りの内容。
恋仲になれたことを打ちこみメールを返信したら、直ぐに返事が来た。
彼女がとても興奮していて喜んでいる様子が文面からみてとれる。いつか時間が合ったら女子会しよう、とのお誘いもあったので、時間が合えば是非、とお返事をしておいた。
現世の友達とは会えないし話をすることも許されないのでこうやって、同世代の女の人とお話しできるのがとても嬉しい。
その後も端末で色々とチェックをしていると、「よっ!元気かい?」と鶴丸が顔を見せた。
「鶴丸!」
鶴丸はニヤニヤして私の前に座った。
その態度から全てお見通しなんだと確信した。
「鶴丸…政府にメールしたでしょ」
「は、早いな!もうばれたか」
「メールの文面に伽羅坊って書いてあったからすぐ分かったし、文章もなんか変だったもん…」