• テキストサイズ

刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第20章 通じ合う心


俺の気持ちを誰にも打ち明けていないのに、こいつらは気付いていたのか…その上お膳立てまでされていたとはな…


「伽羅やったな!」

「今夜は赤飯だね」

「光忠、やめろ」

「そっか…赤飯炊いたらばれちゃうか。まだ皆に内緒にしておくから安心してよ」

「なんでだ?いい知らせじゃないか、今夜は宴だろ?」
「宴?だったら派手に行こうぜ!」

「鶴さん、貞ちゃん、主ちゃんが恥ずかしがるよ!今はそっとしておいてあげよう。その内嫌でも皆気付くと思うしそれまでは、ね?」

「そういう事なら仕方ないな…」
「ちぇっ!」

「宴はまたの機会でいいが、今夜は酒盛だな」

「そうだね鶴さん、僕達だけで今夜は祝杯にしよう!」
「いいねえ!いいねえ!派手に盛り上げようじゃねぇの!」

「…」

「伽羅坊、今夜はとことん付き合えよ」

「はあ…」


言うつもりはなかったんだがな…
全く、こいつらに隠し事は出来ないな。



大倶利伽羅side、終
/ 1260ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp