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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第20章 通じ合う心



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時は少し遡り、執務室でこんのすけが定例会義の件を伝え終わり姿を消して、私も休憩してくると言って執務室を後にした時のこと。


「なあ、光坊…」

「なんだい?鶴さん」

「おそらく伽羅坊は主を想っているよな?」

「いきなりどうしたの?ていうか鶴さん流石だよ、気付いてたなんて。伽羅ちゃんはああいう性格だから何も言ってくれないけど、間違いなく主ちゃんに恋してるよ。僕はそれに気付いた時嬉しくて嬉しくて…」

「俺は主も伽羅坊を想ってる気がするんだが…違うか?」

「僕も今までの主ちゃんの態度からしてそう思うよ。それに、さっきのやり取りで出会いとかいらないとか言ってたのは、きっと伽羅ちゃんを想ってるからだと思うんだ!本人から聞いたわけではないから確信はないけどね」

「だったら、この機会を使わない手はないんじゃないか?」

「どういう事?」


鶴丸は不敵な笑みを浮かべて、俺に任せろと言い審神者専用の端末を操作し始めた。


「ちょっと鶴さん、駄目だよ!何勝手にいじってるの?」

「光坊、主と伽羅坊のためだ!目を瞑ってくれ」

「鶴さんまさか!」


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