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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第19章 懇親会


刀剣男士は同じフロアにいるが、男士用の席が別に設けられているので少し離れて座ることになる。

テーブルにはお皿とコップが並べられていて、食事はビュッフェ形式ということが見てとれた。

ここからは大倶利伽羅さんと一緒にいられない。只それだけのことなのに物凄く心細く感じてしまう。

大倶利伽羅さんと別れて自分の番号がかかれたテーブルの席に座り暫くすると、役人の挨拶が始まり、テーブルに置かれているコップにウェイターが次々と飲み物を注いでいく。

そうこうしている間に乾杯の音頭がとられ、場内はすぐに賑やかになっていった。

食べるものを取りに行こうと席を立ったら大倶利伽羅さんも来てくれて思わず頬が緩む。そのまま一緒にお料理が並んでいるスペースに向かった。


「大倶利伽羅さん、何食べます?」

「肉…」

「あはは、肉ですね!わかりました」


大倶利伽羅さんのお皿にローストビーフとハンバーグ、唐揚げ等をてんこ盛りに乗せていると「おい
」と不満げな声。さすがに盛りすぎていることに苦笑した。

私はハンバーグとサラダを取り、じゃあ後でと互いに目で合図して、それぞれ席に戻る。

途中で演練で会ったあの女の審神者さんはいるかな、と探してみるものの姿は見当たらなかった。


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