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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第18章 定例会義


「審神者様も、今回の懇親会でいい出会いがあれば良いですね」

「だからそういうのいいってば」

「もし当日、気になる方でも出来た場合は是非こんのすけにお知らせを。直ぐに相手方に連絡をお取りしましょう!」

「人の話を聞いてよ!いいって言ってるの!」

「え!?どうしてですか?誰か心に決めておられる方でも?」

「主ちゃん、そうなの!?」
「そうなのか?それは誰なんだ?」


こんのすけの言葉に目を見開きながら身を乗り出す2振りにギョッとする。


「ち、ちがっ!もういいからっ!こんのすけ、後はよろしくお願いします」

「畏まりました。心に決めた方もいないとなれば、やはり良い縁がありますようにこんのすけは祈っておりますね。それでは失礼致します」


こんのすけがやっと姿を消した。本当に人の話を聞かないんだから。


「なんか疲れちゃった。光忠、私ちょっと休憩してくるね」

「うん、わかったよ。ゆっくりしておいで?」

「光忠ありがとう!鶴丸は畑仕事戻ってね」

「わかったわかった」


執務室を出て広間に向かってトボトボと歩きながら



『好きな人いるもん…』



と、心の中でそっと呟いた。

その後、鶴丸と光忠が二人して何か企んで、私に隠れてこそこそと端末を操作していたことは後で知ることとなる…


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