• テキストサイズ

刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第15章 大切な家族


私の番になって大倶利伽羅さんからカードを一枚引こうと、彼の顔を見ながら選んでいた。
…が、眉一つ動かさないし無表情。おまけにジーッと私の目を見つめてくるので恥ずかしくて適当にとったらババだった。

え…大倶利伽羅さん持ってたの?全然わかんなかった。思わず笑ってしまい、私がババを持っていると皆にばれた。

何周か回っていて、三日月さんが私のカードを引くんだけど、ずっとババは私のところ。なぜ?

その内大倶利伽羅さんが一期さんのカードを引いて抜けていった。そして一期さんが三日月さんのカードを引いて抜けていき…

三日月さんと一騎打ちになってしまった。
三日月さんが私のカードをとる番だ。
フェイントで、ババだけ位置を高くして持ってみたが、はっはっは、と笑いながらひょいっとババじゃない方のカードを取られた。

さすが…じいさんを騙そうなんて100年早かったか。それとも勝負事で神様に勝とうなんて最初から無理があった?

結果…ビリになった。「あんたわかりやすすぎだ」と大倶利伽羅さん。

皆とこんな風に遊ぶのは始めてだったので、凄く楽しかった。

その後小狐丸の毛並を綺麗に櫛でといてあげた後に、もふもふして癒されていたら、誰か来客が来たようで、皆がざわざわし始めた。


/ 1260ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp