刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第15章 大切な家族
少しお話をしてから広間に戻ったら、皆が起きていてビックリした。主と一期がいなくなったのがわからないほど俺達は鈍くないぜ、と笑われた。
それから皆と眠りについた。
何度か目が覚めて不安になったけど、皆の寝息やイビキが聞こえてきて、とても安心できた。そのまま自然と深い眠りに落ちていき、父と母の夢を見た。
夢の中の二人は笑顔だった。ずっと側にいるからねって言われた気がした…
それから皆が起き、ぐっすり寝ている私を起こさないでいてくれて、一番遅く目覚めた私は慌てふためいた。
それに髪の毛もぐしゃぐしゃで、顔はむくんでいるし目は腫れて視界が狭いし、最悪だ。兼さんに不細工だなって笑われて、更に頭をわしゃわしゃされた…
お返しに兼さんの頭もぐしゃぐしゃにしていたら、歌仙に早く身なりを整えてきなさいって言われちゃった。
その日は内番当番を手伝って、皆で黒ひげならぬ、検非違使危機一発で遊ぼうということになった。
鶴丸が万屋で買った物らしい。
相変わらず色んな物を買ってるんだなぁ…