刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第14章 それぞれの想い
お昼が終わり、第1部隊と第2部隊が出陣する時間になった。
第1部隊は阿津賀志山の戦いの攻略が目的で、第2部隊は練度上げだ。
「時間だな…」
大倶利伽羅さんが手を止めた。行くぞ、と行って私に手を差し伸べる仕草にドキリとする。
「お、お願いします」
「あぁ」
支えてもらったとしてもうまく歩けないのは重々承知なので、素直にお願いした。
相変わらず大倶利伽羅さんは私を軽々と横抱きする。抱っこされる度に、大倶利伽羅さんの男らしい腕にドキドキしてしまって平静を保つのに必死だった。
そしてゲートに到着した。
本丸の主、またまた抱っこされて登場…である。
…お前何様だよって思われるんじゃないかと不安なので、今回はさすがにお見送りの際は降ろしてもらった。
こんなことならお見送りしない方がいいのか迷ってしまう。
「あんたそんな状態なのに来てもらってわりぃな」
「いや、兼さん…私より大倶利伽羅さんに悪いんです」
「違いねぇな、でもあれだな。役得ってやつじゃねぇか」
兼さんは大倶利伽羅さんを見て、ご苦労ご苦労と言いながらからかっているが、大倶利伽羅さんは鬱陶しそうにしている。私のせいでごめんね。