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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第49章 刀剣男士の苦悩と決断


青江は短く息を吐いた。


「今は大丈夫。だけど、あの子が隠し持つ本体の包丁を見つけ出し、怨霊を祓わなければ……主の身が危ない事は確かだよね。まあ、あくまで狙いは主だから器にされているあの子の身は心配ないよ」

「もし主が取り憑かれたらどうなる?」

「身体を乗っ取られた主は二度とこの世界に戻ってこられないだろうね」


長谷部の質問に答える青江の言葉に、鍛錬場の灯がふっと揺らめき、刀剣達の背筋を冷たいものが撫でていく。そしてはッとしたように燭台切が口を開いた。


「睡眠中は…青江くん!睡眠中は一番無防備になる時だよね?主ちゃんはその時に狙われたりしないのかい?一人にしておいて大丈夫なのかい!?」

「……怨霊もそれをわかっているだろうし、あの子に取り憑く前に既に試しているはずだよ。流石の主も睡眠中は無抵抗だ。隣に大倶利伽羅がいたとなったら話は別だけどね。だけど、幸いなことに主は無事だ。取り憑かれなかった……恐らく睡眠中も何らかの加護があった、と僕は予想している」

「何らかの、加護…?」

「そう……例えば…亡くなった主の両親、とか…ね。まあこれはあくまで僕の勝手な予想だよ?」



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