刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第49章 刀剣男士の苦悩と決断
――延長するなんて言わなければよかった、と後悔が押し寄せる。けれどそう決断したのはあくまで自分自身だ。過去は変えられない、これからをどうするか考えるしかない。
シーちゃんの滞在期間は後少し……そもそも彼女はその日が来た時この本丸から出て行ってくれるのだろうか。今となってはそれも怪しい。
遅かれ早かれ大倶利伽羅さんと話をしなければ何も進まない。
もし…その上で大倶利伽羅さんが私よりシーちゃんが好きだと言うなら…もう、そういう関係だ、と言うのなら…
その時は……――私が身を引くしか…
っ……嫌だ……こんなに好きなのに身を引くなんて、簡単に出来る訳がない…
だけど大倶利伽羅さんがそう願うなら、他に道はない。
大倶利伽羅さんと話をしなければならないのに、聞く勇気が持てないでいる。
……――せめて皆に迷惑をかけないように、今は目の前の仕事に集中しよう。大倶利伽羅さんが思うことがあるなら私にきちんと話してくれるはずだ。考えるならそれからだ。
だからそれまでは心を強く持って……――
「…シー、あいつが好きだ。…あんたには悪いが、あいつと一緒にこの本丸を出ていこうと思う。だから――俺の所有者変更をしてくれないか」
「っ!!そん、な……」