刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第48章 忍び寄る魔の手
「何って…ていうか、こわ…盗み見ですか?」
「話をしたくてシーちゃんを探してたの」
「私は話なんてないんですけど?」
「私はあるの!」
「…そんなことより、大倶利伽羅様の服って想像よりずっと大きくて、やっぱり男の人なんですね」
シーちゃんが私の話を聞こうともせず、大倶利伽羅さんの服を広げ、自分の体の上から当てた後にその服を愛おしそうに抱きしめた。その姿を見てかあっと全身の血が湧き上がる。
「やめてっ……!!」
咄嗟に彼女が抱きしめている大倶利伽羅さんの服を奪って叫ぶと、シーちゃんは更に反抗的な視線をこちらに向けた。
「シーちゃん……ごめん、やっぱり私、あなたとはこれ以上一緒に居られない……!」
「ふ、…………ふふふ……あははははっ!」
突然のシーちゃんが狂ったように笑い出す様子に、私は驚きを隠せない。
「やっぱり……都合が悪くなるとそうやって力で強攻するんですね。大倶利伽羅様の事だって審神者の力で囲っているだけでしょう?」
「っ……違う!でももうあなたに何を言われてもどーだっていいっ!」