刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第48章 忍び寄る魔の手
他の男士も特にあの包丁のことについて誰も何も言ってないし、そもそもが気にすることじゃなかったのかも知れない。
「調べてくれてありかとうね」
「僕も気になっていたから、僕としてもスッキリしたよ」
「それなら良かった。また何かあった時は頼りにさせてもらうね」
「勿論だよ。……そうだ、主。あの子はいつまでここに居座るつもりなんだい?」
「あ……うん。えっと……もう少し、かな」
「へぇ、そうなんだ」
「まだはっきりしてないから、分かったらまた皆に知らせるね、じゃ私ちょっと用事あるから」
まだ全く解決してないシーちゃんとのことをそれ以上聞かれても困るので、特に用事はないけど話を切り上げた。
そして青江と別れてから、再び行く当てもなく廊下を歩いていると、今度は石切丸の祝詞が聞こえてきた。
石切丸に祓い清めをしてもらったら、少しは精神的に安らぎを得ることが出来るのかな…
その落ち着いた声に導かれるように扉をそっと開けると、私の存在に直ぐ様気付いてくれた彼はにこりと優しく微笑みながら、置いてある座布団に座るように促す。
「珍しいね、主が祈祷部屋に顔を出すなんて」