刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第48章 忍び寄る魔の手
「ご、ごめんね、邪魔しちゃって…」
「そんなことはないよ。来てくれて嬉しいよ」
「一緒してもいい、かな?」
石切丸に問いかけると、石切丸は静かに頷いてくれた。
どうか今の状況が少しでもいい方向に向かいますように……そう思いながらそのまま目を瞑り頭を下げる。
「祓いたまえ……清めたまえ……神ながら守りたまえ、幸えたまえ……」
…
…
シャン……シャン……
お祓い棒が振られる音がした後そっと目を開けると、石切丸が静かに言葉を発した。
「少しは落ち着いたかな……?」
私の心を見透かしているかのように石切丸は私に問う。その問いにコクリと頷くと、石切丸は私に諭すように話し始めた。
「主…気を遣うのと、気持ちを殺すのとは違うよ?最近の主は…どうしても気持ちを殺しているように見えるんだ。違うかな…?」
「え、…」
「原因は…どう考えても彼女だね?」
「…」
「そんな表情をして…何か酷いことを言われたりしたのかな?」
石切丸には全てお見通しのようだ。
私が答えるのを戸惑っていると、石切丸は私の目の前に腰を掛けた。