刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第48章 忍び寄る魔の手
何度もそう思ったけど、こんのすけとの約束をしてから状況は何も変わっていないし、立川さんのこともある。
でも……状況を説明すれば…―
…駄目だ。いくら状況を説明したところで、結局は手に負えないから追い出した、と政府の上層部にはそう思われるだろう。その上、今のシーちゃんならきっとあることないこと政府に訴えるに違いない。
そうなってくるとこの本丸の評価は地に落ちる。
そしてその影響は少なからずここの刀剣男士にも…
私だけならともかく…ここの主として男士達に辛い思いをさせる訳にはいかない…
でもどうしたら…
八方塞切の状況に思わず暗い表情になってしまっていたのか、光忠にそっと頭を撫でられた。
「無理は良くないよ?あの子のせいだよね?」
「え…?そ、そんなことないよ!」
「そんなことあるよ。あの子もあの子だよ。伽羅ちゃんにベッタリくっついてさ」
「…………」
「主ちゃん、あの子いつ帰るの?事情があるのはわかるけど、主ちゃんが遠慮することはないよ!なんならあの子の前で伽羅ちゃんと思う存分いちゃついて、見せつけてやればいい!そしたら気が変わるんじゃない!?」
「光忠ったら…意外と過激なんだね」
「だって伽羅ちゃんには主ちゃんがいるのに!見てると腹が立つよっ!」