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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第47章 一人の少女


本当に素敵なお店だったな。おばあちゃんもおじいちゃんも娘さんも、皆生き生きとしていて…見るからにお菓子作りが大好きって感じだったな。


お菓子も美味しかったし、今度は短刀ちゃん達と一緒に行こう。きっと凄く喜ぶだろうな。その時には娘さんの作ったお菓子が並べられてたらいいな〜。


「あ、伽羅ちゃん!そういえばお酒ももう大分少なくなってたから買いに行こうか。後おつまみと…あ!この間獅子王が手滑らせてお皿何枚か割ってたね、それも補充しないと。…んーと、後は…」

「おい、今日はあんたがゆっくりする日だろう。そういうのは連中に買いに行かせればいい」

「んー…でも監査がやっと終わったんだよ?皆だってやっと解放されて羽伸ばしたいはずでしょ?絶対今日の夜は飲むぞー!ってなりそうじゃない?それにここまで来たんだしついでに足りないもの全部買っていこ?」

「はあ………あんたはいつも自分のことは後回しだな…」


ムスっと眉を寄せる大倶利伽羅さんに、そんなことないよ~後でたっぷり伽羅ちゃんに付き合ってもらうつもりだもん!と笑いながら言うと、大倶利伽羅さんは私のおでこを軽く弾いた。


「…った」

「ならさっさと終わらせるぞ」

「うん!」


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