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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第46章 政府の監査


監査も終盤になるにつれ、男士達の調査は終わったようで今度は資源の調査に入っていた。

過去の出陣や遠征の報告書類に目を通しながら、年配が何年度のファイルはないか、とか指示を出してくるので執務室はファイルの山になっている。

審神者が確認すべき書類に目を通して、必要な書類に署名捺印をし終わり、調べ物で使った資料を片付けに書庫に足を向かわせた。

書庫のドアを開けると、中に誰もいなく本特有の匂いが鼻を突き抜ける。その落ち着く紙の匂いに釣られて書庫にあるソファに腰を下ろした。

少し休んでから片付けようと、目の前の小さいテーブルに持ってきたファイルを置く。


「ふぅ……」


監査が始まってから気が休まらず質の良い眠りを取れていない。大倶利伽羅さんは伊達部屋でちゃんとぐっすり眠れているだろうか。
そんなことを考えながら目を瞑る。


 …

 …


あれからうたた寝してしまったらしく、ぼんやりと目を開ける。そういえば、ソファに腰掛けて休んでいたんだっけ…

ぼーっとする頭で目の前の本棚に並べられている本の背表紙を眺めていたら、隣に人の気配がして視線を向けると、そこには大倶利伽羅さんがいた。


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