刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第46章 政府の監査
皆への調査が行われている間、資材庫の整理など普段なかなか出来ないことをしようと思い立ち資材庫に向かった。今日はお休みだけど、出掛けられないと言うなら何でもいいから忙しくして気を紛らわせていたかった。
全刀剣の調査が終わるまで日数が掛かるということで、終わった刀剣から好きに部隊を組んで出陣や遠征を開始して良い、と新米さんから聞かされた。とはいえ、出陣させるだけの刀剣数が足りていないので、聞き取り調査が終わった子には人数が揃うまでは休んで貰っている。
資材庫に向かう途中で、庭の沢山の落ち葉が目に入り、急遽落ち葉掃除をしていると、調査が終わったらしい疲れた様子の刀剣達がこちらに向かってくるのが見えた。
やっぱり一言目には監査の事で、お庭掃除を手伝ってくれながらもぶつくさと不満を露わにした。
「政府のやつ主のことについてあれやこれやしつこく聞きやがって。二言目には審神者に強要されているのか?だとよ!」
「あー、僕もそれ言われた。ほんっとうに腹が立ってさ、首落としてやろうかと何度も思ったよ」
「僕は…身体検査まで…うぅ…」
「え、五虎ちゃん今なんて?…身体検査?」