刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第44章 続・魅惑のランジェリー
「普段恥ずかしがってそういうことをしないきみが、伽羅坊に求めるんだ。そうしたらどうなると思う?」
鶴丸は距離を詰めて私に問いかける。顔が、近い!!目と鼻の先にある鶴丸の美しいお顔に圧倒され、私は顔を引きつらせながらズリズリと横にずれた。
すると鶴丸もずずいと私に寄ってくる。これは…逃げられない…!
「ど…どうなるって…そりゃ、驚く、と思う。でも逆に引かれる可能性が無きにしも非ず…」
「何を言っている!男は喜ぶものなんだぜ!!」
「でも…あの……はしたないって思われない?伽羅ちゃんでも喜んでくれるかな…?」
「当たり前だ!只でさえ伽羅坊はきみにご執心なんだからな」
確かに大倶利伽羅さんは何か物を貰って喜ぶタイプとは思えない…
でもだからといって私が誘うなんてありなのか?ありだとしても、そんな事をしたところで到底恩返しとは言えない気がするのだけど…
大倶利伽羅さんと仲が良く、昔から彼を知っている鶴丸が言うのだから試す価値はある?
鶴丸の堂々たる宣言に私の心がぐらぐらと揺れ動く。
「絶対…引かれない?」