刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第44章 続・魅惑のランジェリー
うっと胸を抑えながらなんとか堪えるのが常だ。
大倶利伽羅さんの眩しいほどのとびっきりの笑顔(私にとっては)と、少し寝たおかげで完全ではないが大分頭がすっきりした。
大倶利伽羅さんにお礼をするのはこの仕事が終わってから、とそう思いときめく心臓を押さえながら、とにかく残りの書類を片付けるべく机に向かった。
そして──
皆の支えもあり私の怒濤のような3日は無事に書類を提出して終わったのだった。
「こんのすけ、じゃあこれお願いね」
「はい確かに…それにしても、審神者様良く頑張られましたね!」
「死ぬかと思った…」
「そうでしょうねぇ…ですが今日から丸二日はお休みなので!」
「もうこんな仕事は懲り懲りなんだから…」
「私から言えることは、急な仕事が入っても対処出来るよう、日々の仕事は溜めないことですね」
「ごもっともな意見……肝に銘じます……と言いたいところだけど!今回に限っては例え仕事を溜めていなくても同じ結果になったと思う!それ程理不尽だったってこと!」
「まあ…そうですね…審神者様のご意見も伝えておきますから…」
苦笑しながら煙と共に消えていくこんのすけを見送った。