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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第44章 続・魅惑のランジェリー


硬い胸板に顔を埋めてすぅーと思いっきり彼の匂いを肺一杯に取り込んだら、案の定呆れたような顔をされたけど、それに応えるようにぎゅっと力強く抱き締め返してくれた。


安心する…
大好き…
出来れば離れたくない…
ずっとこうしていたいしこのまま一緒に眠りたい…
でもそんな訳にいかない…


仕事が終わったら沢山甘えればいいのだから我慢我慢…と大倶利伽羅さんの腕の中で自分に言い聞かせる。

そんな葛藤をしながらも、なかなか離れられず数分があっという間に経ってしまった。早く仕事をしないと間に合わなくなっちゃう。


「ありがとう!これで頑張れる」


後ろ髪を引かれつつも離れると、「俺はまだ足りない…」と言いながら大倶利伽羅さんはさっきまで取り掛かっていた途中の書類を徐に手に取り、もう一つの机、座卓に置いた。

そのまま背中を押され、書類の前に座らされて後ろから抱き締められる。二人きりの時のいつもの私の定位置…彼の足の間にすっぽり収まった状態になり、私の背中と大倶利伽羅さんの胸が密着した。

俺はまだ足りないって言っていたけど、私のためにしてくれているのがわかる。


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