刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第41章 神酒
大倶利伽羅の目が見開かれる。
そこには一糸纏わぬ彼女が一心不乱に股間を弄っている姿が…
その左手は豊満な乳房を捻り潰さんばかりに揉みしだき、右手は秘裂を擦る様に激しく動いていて、その度に湿った水音が大倶利伽羅の耳に届く。浅い呼吸を繰り返すその赤い唇は濡れたように光っていて、小さく丸められたその体からは匂い立つような、溢れんばかりの色香が漂っていた。
一拍置き、布団が取り払われた事に気付いたのか彼女の体がびくりと跳ねる。
「っ、あんた…自分で慰めていたのか…」
驚きのあまり口にした言葉は歯切れが悪く、動揺が滲んでいた。
だがその金の瞳は真っ直ぐに彼女の痴態に向けられている。状況を理解した彼女の目が見開き頬が瞬時に赤く染まり、次いで力弱く発せられた言葉は今にも泣き出しそうだった。
「や……お、くりから…み、見ないでっ…いやっ」
「我慢出来なかったのか」
「ごめんなさいっ…」
「待たせてすまなかった…」と謝罪しながらも、ベッドの上で縮こまる彼女を見下ろす金の瞳は熱を孕んでいて、この上なくギラギラしている。
そしてスッと背中に大倶利伽羅の手が触れると、それだけであられもない声が彼女から発せられた。