刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~
第41章 神酒
大倶利伽羅とて今すぐにでもこの目の前の柔い体を味わいたかった。しかし遡行軍の返り血も付着した体では抱けるはずもなく、その旨を伝えるも縋り付く彼女を置いていくのはあまりにも気が引ける。
「一度気をやるか」と大倶利伽羅の手が下腹部に向かう。
覗き込んだ下着は既に中心部の布地の色が変わっていた。卑猥な光景に胸が熱くなるのを感じながら、下着の上からいい場所を探し当てる。
ぷく、と膨らんでいる箇所をぐりぐり押し潰しながら溝にそって撫でると、じわ…と布地の湿り気が増した。何度か往復させると直ぐに彼女がびくりと全身を震わせる。
「ああっ!!……んッ……んぁああっ!!」
あっという間に達した彼女に驚くも、後ろ髪を引かれる思いで急ぎ浴室へと向かった。
…
大倶利伽羅が急いでシャワーを浴び、部屋へと足を運ぶと「ふ…ぅん…ん、」とすすり泣くようなか細い嗚咽のような声が聞こえた。ピタリと足を止めベッドに視線を向けると、人一人分膨らんだ布団がもぞもぞと動いているのが見える。
まさか、急いで戻ったつもりだったが遅すぎたのか?具合が悪くなっているのではと思い、焦り側に駆け寄り力任せに被さっている布団を捲り上げると、信じられない光景が目に飛び込んできた。