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イケメン戦国友の会コミュ出張所✨短編集✨

第2章 朝霧―episode zero―




「運用ソフトをグループ専用に切り替えます」
上からお達しがあってからあっという間に社内PCのソフトが切り替わり、毎日あたふたと仕事をこなしていたのは、新しいソフトの使い勝手が悪いのではなくて、私の理解力が平均値よりもだいぶ遅れているからだった。
そうして毎日毎日、しかも一日に何回も開発元の会社へ電話をして躓いた所を指南してもらっている。先ほどの女性の感じからすると、私は名前を覚えられてしまうくらいしつこく電話をかけている、と言う事だろう。穴があったら入りたいし消えてなくなってしまいたいと思うけれど。
仕事だ、仕方ない、わからないままにしてはいかん。と、恥も何もかなぐり捨ててこうして今日も何回目かわからない電話をかけている。




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