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イケメン戦国友の会コミュ出張所✨短編集✨

第4章 甘い甘い金平糖



「しかし・・・」

「なんだな・・・」

「「人間て柔らかいなぁ」」


蟻から人間となった蟻家康と蟻三成は、向かい合い互いの体に触れてみる。家康の手が三成の頬に、三成の手が家康の髪に。ふわふわ、ふにふにと初めての感触に、触れる方、触れられる方、共に心地好く止められない。


「なんだか気持ちいいなぁ」

「ホントになぁ」





ふにっ





「・・・なっ!」


突然家康の手が止まる。


「なっ、なんだこの感触は!今までにない位柔らかく気持ちいい」

「んぁっ。触られるのも気持ちいいぞ」

「どれ?」

「っあ・・・ほんとだ」


家康と三成は互いに互いの唇をふにふにと触りあう。


「なぁ」

「なに?」

「この柔らかいのと俺の柔らかいの、くっつけたらどうなるかな?」

「・・・くっつけてみるか」


互いに触れていた手をおろし、二人で見つめあった後、唇と唇を近づける。自然に互いの目が閉じられ、体を寄せあい手は腰と肩に。

もう少しで触れあいそうになった瞬間、後ろから声がかかる。


「お前達、ずいぶんといい仲だったんだな」


にやりと笑う光秀がいた。



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