• テキストサイズ

モノクローム【NARUTO】

第34章 ※目撃と選択と、三人と行為と




「でもま…よく正直に話してくれたよ。
それなりにショックだけど、隠されてるよりよっぽど良いからね」

「俺も、知れてよかった…」悦…

「サスケぇ、お前喜んでる場合じゃないでしょ。エリに謝らないとな?」

「…どうして俺が無理矢理襲ったていになってるんだ」

「はぁ?まさか合意だったって思ってるのか?まったくもって平和な頭だねぇ」

「おいコラなんだと」

『私が!』

言い合いをする彼等だったが、二人はピタリと話を止めて 私の言葉を待ってくれた。それを確認してから私は続けた。

『…私が、全部話そうと思ったのは…

今のこの状況が、本当に良いのかどうかを 疑問に思ったからです。

私が悪いんです…私が…中途半端して。
いつまで経っても、…選ばないから…

でも、私…』

そう。私の中途半端な態度が、この今の奇妙な環境を作ってしまっている。自覚は、ある。


あぁ、喉が詰まる。

カカシとサスケの顔が見れない。怖い。
二人に嫌われるのが怖い。

私のこの、汚くてズルイ感情をさらけ出してしまったなら。二人はどう思うのだろう。


「そういえばさ、俺…君にちゃんと言葉にした事なかったな…」

『え?』

カカシはまるで、うっかりしてた。と言わんばかりに頭をかいて私に手を差し伸べた。

「俺ね、エリの事愛してるよ。
だから…この手を取って欲しい。俺を選んでよ」

私は、今目の前の彼が何を言っているのか分からずに。目を白黒させて、ただ差し出された手とカカシの顔を交互に見た。

「俺も…まだ伝えてなかった。
エリ。好きだ。俺を選べ」

『!?!?』

サスケまで、私に手を差し出して告白をした。

なんだこれは。どういう状況だ?目の前で一体何が起こっているのか。

二人から差し出された手をただ見つめる。

/ 630ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp