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モノクローム【NARUTO】

第22章 ※蝶と房事と、誘惑と忘却と




「アゲハはね、とても優秀なくノ一だよ。

歳はサスケの一つ下で、中忍になってからもうすぐ二年くらい経つかな。

艶やかな黒髪に、大きな緋色の瞳。まぁ一言で言えば美少女ってやつだね。
まぁ、性格に多少難はあるけど…


何がきっかけになったかは知らないけど、執拗にカカシを追いかけてるんだよ。
まぁカカシは全く相手にしてないみたいだけど。

とにかく凄い執念で、数ヶ月前にやっと念願のカカシの個人レッスンの枠を本当に勝ち取ったんだよね」

『個人レッスン?ですか』

ミナトの話を要約すると
カカシのような優秀な忍は、下の者を教育するよう義務付けられているらしい。

しかし、その教育を受けられる者もまた、里が認めるくらいの優秀な者。

カカシから個人授業を受けられるとあって、里から数多の優秀な忍がこぞって応募した。

しかし、もちろん彼の体は一つなのであって。それを受けられる生徒は限られる。

その高い倍率を潜り抜けて来たのが、その黒蝶アゲハ。というわけだった。


『…それは、本当に凄い執念ですね』

途方も無い、私では考え及ばないくらいの努力を彼女は重ねて来たのだろう。

『そう考えると、同棲までして近くに居続けるサスケ君も凄いですよね』

「サスケも半ば強引に押し掛けたって言ってたけどね。

まぁ…その、なんて言ったらいいか迷うところだけど…。

さっき話した個人レッスンっていうのは、くノ一限定…の、話なんだよね」

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