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モノクローム【NARUTO】

第14章 ピンクの矢印と、食育と先生と




「あ。あと 君の教育係は、イルカ先生にお願いするつもりだから」

え、と声をあげたのはカカシ。

「そこは普通、俺じゃないですか?」

「お前は自分が教えたいだけだろ」

「そうそう。それに、各手続きだってイルカ先生が担ってるんだから。彼が教えた方が効率が良い。

俺アカデミーの事はぜーんぶ彼に任せちゃってるから、何かやりたい事があったらイルカ先生に聞いたら教えてくれるよ」

ぜーんぶって…
あぁ、今すごくイルカの苦労が眼に浮かんだ…



その後は、ミナトが帰るまでみんなで話をした。

授業内容や、どうすれば高い需要を得られるか。など。

「どうすれば人気の講義に出来るか?
んー、俺は特に これといって工夫はしてないからな…」

「カカシはほら、エリート上忍で暗部って肩書きがあるから。
何もしなくても受講者増えるんじゃないかな」

「遅刻しなけりゃ、もっと増えるだろ」

「あはは、たしかに」

人ごとのように笑うカカシであった。

『女性向けには、健康に痩せられるダイエットを意識した食事方法。

男性には、効率良く筋肉を付けられる食事内容…とか、どうですかね』

「いいね。いやー食事ってそう考えると、本当に大切だよね」

『そうですよ?食事は生の基本です』


果たして、私に先生が務まるのか。

受講者は本当に受け入れてくれるのか。

不安な事は山積みだったが、それ以上に自分の好きな事を仕事に出来る事が嬉しかった。

この世界の人にも、食事の大切さや楽しさが伝われば…私は嬉しい。

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