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【R18】情報屋X【降谷零】

第2章 理由を求めて※




『私は貴方の為にここまでしたの…』


降「本当の目的は何ですか!」


『零……愛してる』


零は目を大きく見開いて
驚いた顔をした


あの時、言えなかった言葉


あの時、零がくれた言葉











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零が初恋の相手、
エレーナと言う人物を探していた頃


私も零には内緒で色々な情報を集めた
先に見つけて驚かしてやろうとか
そんな可愛い事を思っていたわ


その時に組織の事を知った


エレーナは事故で死亡している事も
知り、その事実を零に言えなかったわ


私は組織の実態がどんなものなのか
知りたくて、知りたくて堪らなかった


欲を満たすかの様に集めた情報


小さな事から大きな事まで…


調べていくうちに
組織がどれだけ危険な存在か
気付いてしまった


だが、気付いた時には遅かったんだ


もう引き下がる事が出来ない


そんな中、零が私に
「愛してる」と言った


「愛してる」の言葉の重さが
当時の私には怖くて、重苦しくて


同じ様に零に伝えれずに
ただ笑顔を返すだけだった











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今だから言える


『零……愛してる
あの時は怖くて言えなかったの
今はちゃんと言えるわ…
今でも零を愛してる』


零は構えていた拳銃を
テーブルの上に置いた


降「…今更、遅いんですよ」


冷たい言葉を放ったかと思えば
荒々しく唇を奪われた


舌が差し込まれ口内を動き回る


歯列をなぞり
舌を絡め取られ酸素を奪われる


激しい口付けに
思考回路が止まってしまった


唇が離れると
大きく酸素を吸った


零はテーブルに置いていた
シャンパングラスを持つと
私の服に中身を溢した


降「服は弁償します…
…ただ、今は貴女を抱く理由が欲しい」


零は困った様な
悲しい様な…それでいて
熱を帯びた表情をしていた


『…そうね…
服を着替えたいのだけれど…
手伝ってくれるかしら
あちらのベッドルームで…』



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